LOVE LETTER

トリートメントが好きな理由を実感させてくれたホテルセラピスト

Kyoko

ホテルザミツイに大好きなセラピストのHさんがいます。

ホテルセラピストらしいセラピストという表現が正しいかどうかは別として、彼女のようなセラピストに出会うとホテルスパはやっぱり素晴らしいなぁと思うのです。

ホテルザミツイ京都 スパ施設

彼女の声はとても優しくて、会話のスピードも穏やか。
会話をしているだけで自分自身がいつもどれだけ慌ただしくと生きているのかと、一瞬で思い出させられるのです。

「恭子様、お久しぶりです。おかえりなさいませ!」とリラクゼーションルームに迎えに来た彼女は変わらない笑顔と優しいノックでお出迎えしてくれました。

セラピストさんは身体のこと心のことをしっかり学んできている専門家。

会話や身体から情報を読み取り適切なケアをしてくれるという、少しの時間を共有するだけでたくさんのフィードバックをくれる彼女たちの知識と技術は本当に素晴らしいものだと思います。

それでいてホテルという場所だからこそ求められるホスピタリティとコミュニケーション能力。総合力が問われるお仕事だと思います。

今回の施術中に思わず言葉が溢れてきたので、それを残しておきたくてこの記事を書くことにしました。

施術中も何度も眠りに誘われながら、この感じた言葉を忘れたくなくて、何度も心で復唱していました(笑)もう、寝落ちとの勝負です。でも、それくらいこの感覚だったんだーと感じられたことが嬉しくて。

直接、セラピストさんにお礼を伝えたかったのですが、その時にはまだ言葉がまとまっていなくて…いつかこの記事を彼女に届けたいと思います。

この施術中に感じたことこそが、おそらく私がホテルスパやトリートメントが大好きな理由のひとつなのだと感じたのです。

少しだけ私の心の声、読んでいただけると嬉しいです。


ホテルザミツイ

私たちって、何気なく毎日を生きていると自分自身と世界の境目なんてほとんど意識することはないですよね…

心地よい風が肌をなぞるとき、
冷えたグラスに触れてじわーっと指先が冷たくなるとき、
その瞬間でさえも、自分と自身の境目を意識するまでは至らないのです。

でも、セラピーを受けている時は、セラピストさんが直接肌に触れます。
セラピストさんは意識して肌に触れていて、施術を受ける側は触れられる状態になります。凹凸がしっかりと一致する感覚です。

手のひらが優しく、しっかりと、離れることなく、肌の輪郭をとらえていきます。
深呼吸をするたびに、深く息を吐き出すたびに、ふかーく優しく圧を感じます。

まどろみの中で、その手の触れた接地面を追っていくと、手が直接触れている部分から自分と外との境目を知ることができるのです。

皮膚の表面の細胞がふわーっと目醒めて、触れてくれて嬉しい!ってセラピストさんの手に自分から触れていくような感覚を味わいながら。

同時に私はここにいるのだと実感しているのです。
そこに在るという感覚をしっかり感じて心が満たされていくのです。
その安心感が心をしっかり潤してくれているのだとこの瞬間に気づくのです。


今回の施術を通して私は「ここに身体が存在する」を感じる瞬間に立ち会いました。
その絶対的な安心感って、生きていることへの肯定というか…
無条件に存在することを肯定する感覚に近いのです。

お母さんが我が子を大切に抱きながら、お母さんからオキシトシンが出て、赤ちゃんも癒されて、安心して、の関係性と似ているのかもしれません。パートナーとハグをして心が満たされるのにも似ているのだと思います。

ホテルのスパで何を大きなことを考えているんだと思うかもしれませんが、それくらい心と身体が一致して幸せを感じる施術の時間でした。

私がトリートメントを好きな理由はこの「存在する実感」みたいなものをトリートメントを通して感じることができるからだと…

ホテルスパが好きで、これまで何度も受けてきました。
100回以上は受けているはずです。ホテルスパ以外のセラピーやトリートメントを数えるともっとたくさんのはずです。

その中でこの瞬間にしっかり立ち会えるなんて、これはとても幸せなことなんだと思うのです。そして、その感覚に立ち会えた施術をしてくれたセラピストHさんのことをますます好きになりました。すごいなぁ…本当に。

去年、ホテルザミツイのスパプランで1ヶ月間通い続けたことがありました。
ホテルザミツイのはじめての施術もHさんだったのです。

1ヶ月の間に5度、Hさんの施術を受けたのですが、毎回私の表情をよく観察し、身体の状態を丁寧にフィードバックしてくださいました。毎回の施術の時間が楽しくて、会えるのが嬉しかったのを覚えています。

ホテルザミツイは大好きなホテルのひとつです。
その中でもホテルスパが好きな理由は、大好きなセラピストさんや大好きなスタッフさんたちが多くいるからです。

これからも機会を作って訪れたいと思います。

ABOUT ME
服部恭子
服部恭子
広報・ホテルライター
一流の接客に触れるためホテルに年間100泊以上するホスピタリティ研究家/ ホテルという場所が大好きで「ホテルを好きな人を増やしたい!」という気持ちで言葉を紡いでいます。
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